「仮面ライダーカブト」は「サイボーグ009」のオマージュなのか?

「仮面ライダーカブト」の話.たぶん読者の過半数を置いてきぼりにする話題ですけど.

詳細な解説は公式サイトに譲るとして,現在のところ以下のような勢力が出てきています.

ZECT(ゼクト):ライダーシステムを作りワームを殲滅せんとする秘密組織?
ワーム:7年前の隕石落下時から出現した謎の生命体
ネイティブ:今週から登場.ワーム?未来から来た?ワームと争っている?
仮面ライダーカブトとその一派:主人公・天道と時々他のライダー

三つ巴もしくは四つに入り混じった争い.さらに,過去と未来が入り混じり,未来から来たと思われる連中が出てきたり,しかもそれらが争っていたり,ハイパーゼクターというおそらく過去と未来を行き来できるであろうアイテムが登場したり,ということでお子様には絶対に理解不可能なタイムパラドックスの様相を呈してきています.

平成ライダーシリーズもSFっぽくなってきたなぁと考えたところ,ふと思いついたのが「サイボーグ009」のこと.

「009」にも同様のプロットが登場します.未来人が現代にやってきて自分達の未来のために歴史を変えようとする「移民編」,その続編で彼らの勢力争いと過去・現在・未来にわたって歴史と戦うゼロゼロナンバー達を描いた「時空間漂流民編」.「時空間漂流民編」は奇しくも最後のストーリーになってしまいましたが...

・過去,現在,未来
・三者のうち一者の変化により歴史が変わるタイムパラドックス
・(おそらく)未来を知る者同士の争い

...という下敷きがよく似ていると思います.

「カブト」は平成ライダーシリーズ各作品の特徴を取り込んでいて(ともすれば批判されがちですが),かつストロンガーやライダーマンといった過去の仮面ライダーの要素もあり,石ノ森章太郎へのオマージュに溢れていると思っていました(第1話の感想参照).ここに至って「009」のプロットとは!このリハクの目をもってしても見抜けませんでした.

願わくば,広げた風呂敷をちゃんとたたんでくれることを期待.はい,最後までついてきてくれた読者は2人くらいだと思います.2人様に拍手.

ちなみに私,おそらく仮面ライダーオタクだと思われていると思いますがとんでもない.私は石ノ森章太郎の作品の中では,「サイボーグ009」をこよなく愛する人間です.もはや定価では手に入らないコミックス全集とか,限定でシリアルナンバーまで入っている画集とか持ってます.ある意味オタク.仮面ライダーは一般教養ってことで.