書評:松尾スズキ「クワイエットルームにようこそ」と僕らが純文学を苦手な理由(後半はオザケン調に)

相変わらずどちらが名字なのか分からない松尾スズキの「クワイエットルームにようこそ」を読みました.嘘.途中で放棄しました.

昨年芥川賞候補に挙がって話題になったので手に取ってみましたが,ダメでしたね.ドラッグ系やエログロが苦手なこともありますが,結果として芥川賞系は私にまったく合わないようです.

何故かよくよく考えてみたところ,一人称がダメなんですねきっと.

私はもともと子供の頃に歴史小説や明治文学から活字に入った人間ですから,筆致を抑えた文体が好きです.もちろん明治文学にも一人称で進む私小説は多々ありますが,現代語かつ口語で語られると苦手.擬音多用はもうダメ.

だから現代の純文学が苦手なんですね.昨今の芥川賞候補に挙がるような作品はだいたい抵触しますな.

つまり私は筆致を抑えた描写の行間から想像をかきたてるのが子供の頃から好きだったんですね.っていうか子供の頃から妄想爆発のダメな子だったんですね.それより言葉だけで徹底的に萌えるタイプだったんですね(自爆).