「仮面ライダーカブト」最終回と平成ライダーシリーズにまつわるエトセトラ

今週最終回を迎えた「仮面ライダーカブト」について。以下ネタバレを含む。

予想はしていましたが,微妙な終わり方となりました。評価も微妙。一話一話のデキは悪くないのですが,全体では消化不良。第1話の時点で相当期待していた私としては残念。

まず残念なのが張られた伏線がすべて回収されなかったこと。広げた風呂敷をたためないのはもはや平成ライダーシリーズの共通の問題点ですね。記憶の限りだけで,以下の伏線が回収されていません。
・風間大介はどのようにしてドレイクグリップを入手したのか
・瀕死(死亡?)の加賀美にガダックゼクターを装着させたのは誰なのか
・矢車はどのようにしてホッパーゼクターを入手したのか
・天道のおばあちゃんって誰?

また,毎度のことながらキャラが多く,描ききれていないのが残念でした。そもそもライダー(特にドレイクやホッパー兄弟)が戦う目的が見えない,さらには主役級の加賀美の単細胞かつ他人の意見に左右されすぎ…など。天道と剣くらいですかね,それなりにキャラが描かれたのは。

上記の問題を含めて,ものすごく中途半端な作品になってしまったなぁというのが感想です。今作は「天道が何故ベルトを手にしたのか」などの一種のミステリー的要素,タイムパラドックスの要素を含めていましたが,それがきちんと描ききれなかったと感じています。大きなお友達の私でさえよく分からなかったので,テレビの前のお子さん達には難解だったでしょうね。

逆によかったのは無理やりでもハッピーエンドにしたこと,また水嶋ヒロという俳優を得たことでしょうか。水嶋ヒロさんは男前の上存在感がありますし(滑舌が悪いけど),演技の経験を積んだらオダギリジョーに次ぐ平成ライダーシリーズ出身の出世俳優となるのではないでしょうか。事務所(研音)も大きいしね。

それにしても平成ライダーシリーズは,本来の役割を失いつつありますね。「仮面ライダー35周年記念番組」と銘打った「カブト」でさえ消化不良でしたから…複数のライダーの出演,ライダー同士のバトルよりも,一人のライダーによる分かりやすいヒーロー物として出直した方がいいのかもしれません。考えてみれば平成ライダーシリーズの初回「クウガ」はそういう作品でしたね。人外の生物として苦悩も描かれていましたし…名作ですね。


ちなみに私の「カブト」最終回予想は,4点中2点しか当たりませんでした。

2007年01月24日 17:55 | URL | コメント (0) | トラックバック (0) | 仮面ライダー

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