東野圭吾が自らが語る『容疑者Xの献身』

年末年始に一時消費として購入した雑誌より.週刊文春2008.12.18号に東野圭吾が著作について語るインタビューがありました.文藝春秋の特設サイト・倶楽部ガリレオに掲載されているインタビューの再構成だそうです.面白かったので,引用してみます.

まず『容疑者Xの献身』について.アイデアを思いついたときには面白いミステリーに自信がありながらも,あまり売れるとは思わなかったそうです.

というのも,今までの自分の作品では,謎解き要素,ミステリー色が強いものよりも,『白夜行』のような,どちらかというと人間ドラマの方が売れ行きが良かった.『容疑者Xの献身』は”そっち側”じゃないですから.

いやいや,十分”そっち側”だと思います.石神の人間ドラマじゃないですか.

東野圭吾ほど緻密なミステリーを練り上げる人にとっても,『容疑者Xの献身』は予想以上の成功を収めたもようです.作家の計算というのは読めないものなのですね.そこまで感動の本質を掘り下げているということでしょうか.

また,ドラマシリーズの主人公・湯川を演じる福山雅治についても触れています.

読んでもらったらわかると思うけれど,福山さんに相当,引っ張られてる(笑).影響はもちろんあります.湯川のしぐさを描くときに,福山さんの顔を想像していますから.

あれ,1作目では佐野史郎がモデルと自ら語っていたのに,やっぱり福山さんですか.キャラクターが著者の設定以上に成長したのでしょうか.映像化の影響ってすごいですね.確かに,私も読んでいて福山さんの声で再生されますから.


その他,

『容疑者Xの献身』のトリックにしても,『聖女の救済』のトリックにしても,五年に一度の閃きだったと思います.

いやいや,五年に一度と言わず,今年も佳作を生み出してください.

作家の本音って面白いですね.


関連記事:書評:東野圭吾『容疑者Xの献身』
容疑者Xの献身 (文春文庫)

»容疑者Xの献身 スペシャル・エディション [DVD]
容疑者Xの献身 スペシャル・エディション [DVD]

あわせて読みたいエントリー

書評:東野圭吾『容疑者Xの献身』

2009年01月10日 16:58 | URL | トラックバック (0) | 【更新終了】書評・読書

このカテゴリの最近のエントリー

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://mixvox.org/mt-tb-antispam.cgi/2272

FAR AWAY/Believe you(DVD付)【初回限定生産】【ジャケットA】
FAR AWAY/Believe you

JUNGLE DANCE(DVD付)
[当blogによる言及]

W-B-X~W Boiled Extreme~
[当blogによる言及]

テルマエ・ロマエ I (BEAM COMIX)
[当blogによる言及]

鋼の錬金術師 25 (ガンガンコミックス)
[当blogによる言及]

世界一の美女になるダイエット
[当blogによる言及]

タパス―みんなでつまむスペインの喜び
[当blogによる言及]

著者近影

京都の中心で変をさけぶ小ネタブロガー(→もっと見る).twitterもやってます.

m.jpg

feed フィードを取得

スカウター : mixvox (Love is what we need.)

About [74]
【更新終了】レシピ [147]
【更新終了】書評・読書 [286]
おでかけ [191]
エンタメ [436]
ガジェット [29]
コミック [24]
スポーツ [177]
タバタク・コラム [455]
ネタ写真 [7]
ネット界隈 [167]
マネー [2]
京都・関西の小ネタ [122]
仮面ライダー [91]
健康・美容・ダイエット [12]
生活向上技 [32]
男と女 [269]
社会・ビジネス [123]
製品レビュー [65]
»全記事を見る
あわせて読みたい