DVD評:『時をかける少女』(2006年)

旅日記は少しおやすみ.公開から3年ほど経って今更ですが,話題になったアニメ名画『時をかける少女』を観ました.

時をかける少女 通常版 [DVD]
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なるほど,話題になったのも分かる気がする.なかなか面白い.

タイムリープの能力を手に入れた真琴が調子にのりまくる序盤は,正直こんな子いたらうざいだろうなーなどと思っていました.しかし,千昭に告白される中盤から結末までは引き込まれました.オリジナル脚本ではあるけれどある意味原作に忠実でしたという結末は,見事だと思いました.

それでもヒロイン・真琴に素直に共感できないのは,私が男であるとともに,旧ドリカム編成の「ずっと3人でこのままいたいよねー」という男女の友情は女性側が勝手に設定しているもの,と感じてしまうからでしょうか.この辺,カイさんのエントリーが的確です.そういえば私も同じようなことを書いていた.

「時かけ」VS「海きこ」 | カイ氏伝

何が時かけでだめだったかというと、男と女の友情みたいなのが、女の一方的な幻想のもとに作られているのがすごい抵抗感があった。

書評:松久淳「マリコはたいへん!」と男女の友情に関するほにゃらら

「本心を明かせないという前提の上にしか成り立たない関係」というのは私にとって実感なのですよね.一方が恋愛感情を抱いていないと難しいのでは,と思います.


いずれにしても,原作や原田知世の映画という意味でもティーンエイジャーの頃を思い出すという意味でも,大人が観て懐かしい気分になることは間違いないと思います.

Amazonのレビュー読んでると「声優がひどい」という声が多いのですが,私にはそんなに違和感なかったです.アニメあんまり観ない人ってこんなものでしょうか.芳山和子役の原沙知絵に不満はないものの,そこは原田知世だろとは思いましたけど.


時をかける少女 [DVD]
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