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最近の猛烈な本処分の中で,石田衣良の「池袋ウエストゲートパーク(IWGP)」シリーズの文庫版もそろそろ処分しようかと思い始めました.購入時よりつけていたカバーを取ると,表紙がとても美しいので記念写真.

池袋ウエストゲートパーク

あまり気にしていなかったけど,帯のアオリ文もいい.せっかくなので,テキストに起こしてみる.

mixvox読書大賞2008

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今年読んだ本のベスト5を挙げてみたいと思います.超印象論.

※なお,初版が今年でないものもありますが,私が読んだのが今年ということでご容赦ください.

石田衣良の『IWGP』シリーズ最新刊,読了.

»非正規レジスタンス―池袋ウエストゲートパーク8
非正規レジスタンス―池袋ウエストゲートパーク8

以下,文藝春秋のページよりあらすじ.

悪徳人材派遣会社に立ち向かうユニオンのメンバーが次々に襲撃された.格差社会に巣食う悪と渡り合うマコト.人気シリーズ第8弾

彼女がいる人に質問です。 彼女が欲しいです。 彼女が欲しいが、作れない人が 足りないことは何でしょうか。 具体的、現実的に詳しくお願いします。 その回答を参考にすれ.. - 人力検索はてな

そういう煩悩を失った頃にできるに一票.

テクニカルな話をすると,「女性の話を聞けること」「女性の素晴らしさを見つけてあげること」かもしれません.前者は男性の話を聞く限りは相当難しいらしいですが(ついつい口を挟んでしまうらしい…私ってば天性の聞き上手),後者は努力次第で何とでもなるのではないでしょうか.

女性は男性より非承認欲が強いので認めてあげることが重要…とモノの本には書いていますが,難しいことはない.服でも髪型でも頑張っている姿勢でも何でも褒める.っていうか非モテ戦略はおいといて,私は褒めたい.頑張っている女性は大好き.

たいていの女性は,って言うと「どうせ私なんか…」という女性もいるかもしれませんが,女性は皆ひとつやふたつは輝かしいものを持っていると思います.私は20代半ばくらいから,女性の欠点よりも長所の方が目につくようになりました.大人になるというのはこういうことでしょうか.もっとも一番魅力的なのは愛人ですけど(と言ってみる).

減点主義なんてもっての他.あなたのよさを認めてくれる男性を探してください.という女性向けのまとめ.しかも石田衣良風.そしていつの間にか,男性向けから女性向けに変わっている件.

»石田衣良『恋は,あなたのすべてじゃない』
恋は、あなたのすべてじゃない

石田衣良の恋愛エッセイ.女性月刊誌『SAY』(現在は休刊)の連載をまとめたもので,恋愛に関するお題を著者がひもといていくというもの.「恋に計算は必要ですか?」「ありのままの素顔と見せていい素顔は違う」といったタイトルを見ただけで,げんなりする向きもあるかもしれません.

この種の本がたくさん出版されていますが,必死でマニュアルを必要とするくらい,現代の女性は恋愛に対して臆病に(あるいは鈍感に)なってしまっているのか.それとも,ただ背中を押してほしいだけなのか.たぶん後者なのだと思いますが.

もっと自然に,あるいはなりゆき任せでいいように思うけれどねえ.恋愛至上主義の現代,皆さん頑張りすぎのように感じています.あれ,あんまり本書の内容に触れていない.

»石田衣良「目覚めよと彼の呼ぶ声がする」
目覚めよと彼の呼ぶ声がする

このサイトで何度も取り上げている石田衣良氏のエッセイ集を読みました.「an-an」「週刊文春」などの雑誌や新聞に掲載したエッセイやコラム集の模様.以下,あとがきより.

だいたい女性誌で恋愛相談をして,タウン誌で東京のあちこちを歩き,新聞でイラク戦争について書くなんて,節操がありません.けれども,そのでたらめさが作家という仕事にとって大切なのは確かなことです.

確かに,実に広範囲にわたるエッセイの数々.若い頃に毎日千ページは読んでいたという読書量とも合わせて,無節操ともいえる懐の広さ.もっとも広さ故の浅さが嫌いな読者もいることでしょうが.

元TBSアナ・川田亜子さんが自殺

衝撃の訃報.堪えた…

元TBSアナ・川田亜子さん自殺…港区路上で乗用車に練炭(SANSPO.COM)

昨日の書評:石田衣良「眠れぬ真珠」というエントリーで,

先日知人女性が30歳を迎えて,愛人もまた30代に到達するのですが,女性にとっては30歳という一線は結構気になるようですね.

と書いた彼女らの同学年の女性が亡くなりました.なんだか他人事に感じられず不安になりました…若い女性が何に悩んでいたのか.自殺の理由は分かりませんが,とにかくご冥福をお祈りします.

書評:石田衣良「眠れぬ真珠」

»石田衣良「眠れぬ真珠」

眠れぬ真珠

「愛は,経験じゃない.恋は,若さじゃない.」というコピーが打たれた恋愛小説.45歳の女性版画家・咲世子と,28歳の男性映像作家・素樹の恋と愛を描いた逸品.

石田衣良の近年の作品で読んだ中では出色ですね.別れを前提とした哀しいラヴストーリーかと思いきや,ニヤリとしてしまう結末.

男性向けの,夜寝る前に読む本

男性向けの寝る前に読む本 : 趣味・教育・教養 : 発言小町 : 大手小町 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

気楽に読めるエッセイのような、イラストや写真が多く、なんど読み返しても飽きないような、仕事モードをリセットできるような、ベッドサイドに置いておいてふと手に取れるような・・・という本を探しております。

これ,いい話題ですね.質問者が「本を贈りたい」と言っているのに「本は難しい」「NG」だの答える回答者のセンスは発言小町ならではですが,テーマが面白いので乗っかります.

mixiのレビュー記事を移転しました

2005年から2006年にかけてmixiのレビューで書いた記事を移転しました.mixi撤退準備?いやいや,せっかく書いた記事がmixiのアフィリエイト収入になるというのが気に入らなくてw

ご興味があれば以下からどうぞ.この頃,恋愛小説ばっかり読んでたんですね.


書評:石田衣良「波のうえの魔術師」
書評:石田衣良「うつくしい子ども」
書評:石田衣良「娼年」
書評:石田衣良「スローグッドバイ」

「スローグッドバイ」と「うつくしい子ども」で石田衣良にハマったんでしたっけ.「スローグッドバイ」は大好きな作品で,いまだに何度も読み返します.そして恋がしたくなります.


書評:野沢尚「恋愛時代」

「龍時」シリーズで故・野沢尚の小説を初めて読んで,その流れですね.合掌.


書評:松樹剛史「スポーツドクター」
書評:松樹剛史「ジョッキー」
書評:奥田英朗「空中ブランコ」

この辺はなかなか面白かった.奥田英朗はよく読みますね.


書評:辻仁成「冷静と情熱のあいだ―Blu(ブリュ)」&江國香織「冷静と情熱のあいだ―Rosso(ロッソ)」
書評:市川拓司「世界中が雨だったら」
書評:長嶋有「猛スピードで母は」

この辺りは酷評ゾーンw 松尾スズキ「クワイエットルームにようこそ」といい,芥川賞系とは肌が合わないようです…

石田衣良の池袋ウエストゲートパーク(IWGP)シリーズ第5弾が文庫化.単行本のときに読んでいるんだけど購入(これが私の本棚が片付かない理由).

反自殺クラブ―池袋ウエストゲートパーク5 (文春文庫 い 47-9)
石田 衣良
文藝春秋 (2007/09/04)
売り上げランキング: 120

表題作「反自殺クラブ」は,自殺系サイトを通じてのネット心中を防止しようとするクラブの話.自殺をテーマにしただけに,IWGP史上もっとも暗く,救いのない作品かもしれません.他の作品も,風俗営業や中国の向上の労働環境など,全体的に暗め.

著者はIWGPシリーズを「今の時代のドキュメンタリー」と言っていますが,現在の日本には明るいニュースは少ないのかもしれません.

そんな中,唯一明るくニヤリとしてしまうのが「伝説の星」.70年代にミリオンヒットを飛ばしたオヤジ歌手が,自らの夢であるロックンロールの博物館を建設しようという話.普通にいい話と思いきや衝撃のオチがあるのが,著者の筆の巧さ(オチは言わないので買って読んでください).

そのオヤジ歌手・神宮寺貴信が音楽について語る言葉が,ちょっと響きました.音楽を志した人間には感ずるところがあると思うので,長いけど引用します.

「だけどこの日本じゃあ,音楽はすっかり子どものものになっちまった.十代のガキのありあまる性欲の代用品として,音楽みたいに素晴らしいものが消費されていく.見てみろ,テレビの歌番組は,大人にあやつられて人形のように動く子どもの天国だ.(略)」
「音楽はほんとに子どもだけのものなのかな.おれは日本の男が情けないよ.誰だって高校生のころはなけなしのこづかいをためて,ものすごく高価だったLPを買ったもんだ.そいつらがもう音楽を忘れちまった.仕事と生活に追われて,時間も金もないという.音楽なんて,映画なんて,小説なんて.あんなものは,みんなただの贅沢だという.だが,そうやって何年か暮らしたら,誰だってやせ細ってがりがりの人間になっちまう.地面師の片棒をかついでいるおれがいうのもなんだが,それじゃあこの国の文化はいつまでたってもガキのままだ」

後半は,著者の素直な気持ちかもしれません.

書評:石田衣良「東京DOLL」「約束」

石田衣良の「約束」と「東京DOLL」が相次いで文庫化されました.単行本のときに読みましたが,文庫本で改めて読んで軽めのレビュー.最近どんどん文庫本が増えていく…

まずは短篇集「約束」.

約束
約束
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石田 衣良
角川書店 (2007/06)
売り上げランキング: 1370

石田衣良の短篇はおおむねオシャレで洗練されていて,雑誌の数ページコーナーにちょうどよいライトな傾向にあると思います.が,これは超ディープ.大阪・池田小学校の事件をモチーフにした表題作から推して知るべし.

生死や命の重さをテーマにしており,短篇集とはいえ読むのに覚悟が必要です.カメラマンと女性とのかりそめの出逢いを描いた「ひとり桜」が好き.

続いて「東京DOLL」.

東京DOLL (講談社文庫)
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石田 衣良
講談社 (2007/08/11)
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天才ゲームクリエイター・MG(マスター・オブ・ゲーム)と,彼のゲームのモデルとなった美少女・ヨリとの出逢い,そしてビジネスの転機を描いた都会的な作品.

…とまとめると簡単ですが,恋愛モノにしたいのかゲームビジネスを描きたいのか都会のファンタジーを目指すのか,著者の意図がよく分かりませんでした.とても中途半端な印象です.私には読後何にも残りませんでした.

単行本は当時売り出し中だった香椎由宇の表紙が素晴らしくよかったのですが,文庫化でそれもなくなりましたし…

この時期(2005年)の石田衣良は,明らかに精彩を欠いていたと思いますね.「Gボーイズ冬戦争―池袋ウエストゲートパークVII」を見る限りでは盛り返してきたと見るべきかもしれませんが.

2007年上半期のまとめ

本日で上半期も終わりなので,人気のある記事のまとめです.mixvox・アウォード2007の中間発表です(mixvox・アウォード2006).

▼最多アクセス部門(ノミネート)
第1位:眞鍋かをり,熱愛報道にコメント
第2位:宮崎あおいが電撃入籍!
第3位:ZARDの坂井泉水さんが脳挫傷で死去
第4位:エイプリルフールねた「エムナナハチ」が凄すぎる
第5位:30代独身女性に急増?「リサイクル・セックス」とは

やっぱり芸能ネタは強いですね.アクセス数も抜群です.それ以外では「エムナナハチ」「リサイクル・セックス」の検索キーワードで訪問される方も多いですね.

▼書評部門(ノミネート)
第1位:早瀬マサト+紺野直幸「小説 仮面ライダーEVE 誕生篇」
第2位:東野圭吾「幻夜」
第3位:石田衣良「Gボーイズ冬戦争―池袋ウエストゲートパークVII」

書評ではこの辺に反応がありました.個人的には江國香織「間宮兄弟」あたりがよく書けていると思うのですが,まったく反応ナッシングw

▼レシピ部門(ノミネート)
第1位:レシピ:葉わさびの醤油漬け
第2位:レシピ:筍の下ごしらえ
第3位:レシピ:焼き茄子(と,その保存法)

非常に地味なところにアクセスがあります.こういう地道な家庭料理,頑張る価値はあるのですね.

▼ベストパートナー賞(ノミネート)
現在のところ,

「彼氏2.0」って何?「リスクを分散させている人は、得られるものも分散させてしまっている気がします。」という名言を吐いたたかおさん
今週のDr.北村:スローライフ スローセックス:あつーいキス ソフトなキス 貴女は何派?(1)で萌えコメントを連発したまほさん
「がんばれって言うより、がんばってるねって言ったげたほうがいいんだろうな。」という全米が涙した名言の他,数々のナイスな台詞を連発しているかつみさん

以上の3名を中心に上位争いが続いています.かつみさんは2006年に続いて連覇が懸かっています.頑張ってください(適当).

書評:石田衣良「1ポンドの悲しみ」

文庫化されたばかりの石田衣良「1ポンドの悲しみ」を読みました.30代の恋愛をテーマにした短篇集.2年前に単行本を読んで以来です.単行本を売って手放してしまったので,再読.

2年前の2005年8月28日にmixiでレビューを書きましたので,それを引用します.

恋愛短編集.「スローグッドバイ」が20代を描いたのに対して,今作は30代前半から半ばの恋愛を描いた少しオトナの作品と言えるでしょうか.

ただ(かろうじて)20代の私は,「スローグッドバイ」ほど共感できなかったかな,と.正直に言って,5年後に自分がどんな恋愛やセックスをしているかあまり想像がつきません.

という意味では,この本を読むにはまだ早かったのかもしれません.5年後に読んだらまた違う感想を持つでしょう.

ウエディング・プランナーの恋愛を描いた「誰かのウエディング」は秀作.

2年経つとちょっとは観方が変わりますね…30歳を過ぎた私は,この恋愛小説の痛みや何やらが分かるようになってきました.

思うに20代と30代の恋愛観の違いは何かと考えてみたら,責任感と経験だと思うのです.責任感というのは,まぁ金銭面もそうだし,何かあったら結婚しないとイケナイという話.妊娠もそうだし,まぁいい歳の女性となると結婚をチラつかせるものだし(笑)

もうひとつは経験…やっぱり何かを決断するときには経験が邪魔をしますよね.良くも悪くも経験を積んでいますから.そんな経験の邪魔を乗り越えるのは勢いだったり.

その意味で「誰かのウエディング」とか「スターティング・オーヴァー」とかは秀逸.あー30代になると「誰かを幸せにしたい」という気持ちが強くなりますよね.それも大きな違いかなぁ.

「こち亀」をすっかり読まなくなって久しいですが(というかジャンプ読まなくなった),これはすごい.読みたい.

▼楽天ブックス:


なんと,大沢在昌・石田衣良・今野敏・柴田よしき・京極夏彦・逢坂剛・東野圭吾によるトリビュート小説!

第二話 池袋⇔亀有エクスプレス 作:石田衣良
夢のコラボ第2弾は人気シリーズ“IWGP”のマコトと競演!!

なんてIWGPシリーズのファンとしてはドキドキしますね.また東野圭吾は,

最終話 目指せ乱歩賞! 作:東野圭吾
最後のバトンタッチを受けた直木賞作家が禁断の文壇ネタでオチを飾る!!

両さんが作家を目指すという,昭和のこち亀の匂いがしそうな作品.これは読みたい!

とりあえず予約となっており,発売日は未定.あとAmazonにはまだ掲載されていません…